2022.6.19(日)、格闘技・キックボクシングファンのみならず、世間一般からも長らく対戦が待ち望まれていた、那須川天心選手と武尊選手のカードが、紆余曲折を経て「THE MATCH2022(ザ・マッチ)」としてついに実現します。
メインカードの天心vs武尊を含む、全16カードが発表されており、格闘技ファンはもちろん、日本中が注目する格闘技の超一大イベントです。
開催場所は東京ドームで、最前列のチケット価格は、なんと300万円!
動画配信サービスABEMAでは、ペイパービュー(PPV)にて全試合が完全生中継で配信されます。
当初は、フジテレビ系列で地上波にて生中継することが発表されていましたが、2022年5月31日、フジテレビより「THE MATCH2022 は、主催者側との契約に至らず、フジテレビでは放送しない」というアナウンスがあり、これには、主催者側、出場選手やファンも騒然。
「フジテレビ」というワードがTwitterのトレンド入りするなど、大きな話題となりました。
この記事では、「THE MATCH2022」の、天心vs武尊が実現に至るまでの経緯、追加を含む全16試合の見どころ解説、対戦カードごとの勝敗予想、PPVでの視聴方法や料金について詳しくまとめてあります。
さらに、各選手ごとの代表的な試合のYouTube動画を挿入しましたので、これさえ読めば、「THE MATCH2022」の予習として役立つこと間違いなしです。
また、記事の最後には、「THE MATCH2022」を100倍おもしろく、1000倍熱く観戦できるコンテンツを詳しくご紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
記事の最後に詳しく解説しますが、「THE MATCH2022」の盛り上がりを後押しする内容となっていますので、是非チェックしていって下さいね!
▼大会概要
・日程
日程:2022年06月19日(日)
・会場
東京ドーム
〒112-0004 東京都文京区後楽1丁目3−61
→JR「水道橋駅」東口・西口
→都営地下鉄三田線「水道橋駅」A2出口
→東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園駅」2番出口
→都営地下鉄大江戸線「春日駅」6番出口
・座席割り図
・チケット料金
VVIP 1列席 3,000,000円 <特典付>
VVIP 2列席 2,000,000円 <特典付>
VVIP 3列席 1,000,000円 <特典付>
VIP席 300,000円 <特典付>
SRS席 100,000円
RS席 50,000円
SS席 30,000円
S席 25,000円
A席 15,000円
※全席指定・消費税込
・放送スケジュール
<配信>
ABEMA PPV概要についてはこちら
<一般チケット>
5,500円/税込(4,580コイン)
※ABEMAプレミアム会員は20%OFFの4,400円/税込(3,660コイン)
<那須川天心応援チケット>
<武尊応援チケット>
応援チケットの購入についてはこちら
各7,700円/税込(6,410コイン)
※ABEMAプレミアム会員は20%OFFの6,160円/税込(5,120コイン)
◇一般チケットでは第1試合からメインイベントまで完全生中継(6~8時間予定)
◇「VVIPアリーナ1列席」の300万円シートと同じアングルを体験できる「マルチアングルカメラ」を体験することができます
◇応援チケットの6大特典
①ファンと選手がつながる“ラストセッション”
②直前スパーリング独占公開
③計量密着生中継
④控室カメラ
⑤日本史上初の「セコンドカメラ」
⑥試合直後の交流会独占生中継と「6大特典」付き
▼「天心vs武尊」が実現に至るまでの経緯
・なぜこれほど対戦実現に時間がかかったのか?
軽量キック界の2大スターとも言える2人ですが、因縁の始まりは2015年にRISEバンタム級&BLADE-55kg王者の天心選手が、同階級のK-1王者である武尊選手へ対戦をアピールしたことに遡ります。
2015年当時は、世間一般にはキックボクシング=K-1というイメージが強く、ネームバリューの高いK-1の王者である武尊選手のほうが知名度が高かったようですが、
「その武尊選手に対戦アピールしている、那須川天心という若くて凄い選手がいるらしい」と噂されるようになり、その後RIZINに出場し中心選手にまでなった天心選手。
(武尊選手も天心選手より先にRIZINに出場していますが、一度きりで継続参戦はしておりませんでした)
この約7年間で立場も知名度も逆転し、今では武尊選手が挑戦者といった雰囲気すらあります。
1990年代前半からの輝かしい歴史があるK-1ですが、ピーター・アーツ選手やアーネスト・ホースト選手やボブ・サップ選手等が活躍したヘビー級全盛時代や、70kg級で魔裟斗選手や小比類巻貴之選手、ブアカーオ選手達がしのぎを削ったK-1MAX時代以降も何度か体制が変わり、2014年に新生K-1として現体制となり現在に至ります。
ヘビー級全盛期や、K-1MAX時代のK-1は、現在のRIZINに近い形で、様々な団体の強豪選手との試合を組んでいましたが、現体制の新生K-1は、一つの団体として所属選手同士の試合を組む興行スタイルのため、天心選手を率いるRISEと、武尊選手を率いるK-1には契約問題や団体間の壁があり、本人同士が強く対戦を希望しアピールしても叶わず時間だけが過ぎていきました。
両選手のファンも実現は難しそうだと諦めかけていましたが、天心選手のキックボクシング引退と、ボクシング転向の発表や、コロナ禍で外国人選手を呼ぶことが難しくなったことなど、少しずつ状況が変化し、実に苦節7年の時を経て、ついに実現となったわけです。
・「天心vs武尊」有利なのはどっちか
2015年当時は55kgの王者同士でしたが、現在も55kgがベストとされる天心選手に対して、武尊選手は階級を上げ60kg級王者になっており、2階級相当の体重差ができてしまったため、この試合の契約体重は前日計量で58kg、当日計量もあり4kg戻しまでのリカバリー制限となりました。
この試合の勝敗予想は、あらゆるプロ格闘技選手がYouTubeや誌面にて見解を出しており、ファンの予想もインターネットで白熱しています。
以前は天心選手が有利という声が多いように見受けられましたが、天心選手が直近の試合であまりいい動きができなかったため、現在は割れている印象です。
・天心選手の代表的な一戦
天心選手は、プロデビュー以来41勝0敗のパーフェクトレコード、武尊選手は、2015年に鼻骨骨折によるドクターストップでの1敗以外は負けなしの40勝1敗と、両者共に輝かしい戦績を誇っています。
それぞれのこれまでの対戦相手を比べると、天心選手の方が、他団体の王者や名のある強い選手を退けてきている印象があります。
その中で、特に天心選手の強さを世間に知らしめた試合がこちら。
ムエタイや肘有りキックボクシングで名を馳せてきた江幡塁選手。
慣れない肘無しルールで準備期間も短かったとはいえ、あの江幡塁選手をここまで圧倒するとは、キックボクシングファンも戦前には予想できなかったと思われます。
・武尊選手の代表的な一戦
武尊選手はK-1で55kgから57.5kg、60kgと階級を上げながらも連勝街道を突っ走ってきました。
武尊選手の魅力は、なんといっても正面からバチバチに殴り合うファイトスタイルです。
多少の被弾をもろともせずに、対戦相手をKOする姿に魅了されたファンは大勢いることでしょう。
特に60kgでのレオナ選手とのタイトルマッチは、レオナ選手が絶好調で強敵を退け続け、武尊選手にたどり着いたことから戦前では劣勢と見られていましたが、素晴らしいKO劇を披露しました。
勝敗予想には、それぞれの主観や願望も込められるため人それぞれですが、「パワーと根性の武尊選手に対して、スピードとテクニックの天心選手」という図式は一致しており、試合当日まで注目度は高まる一方でしょう。
「RISE vs K-1」の、団体の威信をかけた対抗戦に大注目です!
▼2022.4.20発表の追加対戦カード
近年の総合格闘技人気に押され、やや下火となっていたキックボクシング界ですが、「THE MATCH 2022」は、天心×武尊のメインカード以外も立ち技中心のカードになると言われていました。
K-1はこれまで鎖国体制を取っていたために、他団体選手と比べ実力や強さを計ることができませんでした。
そのため、キックボクシングファンの間では、この「THE MATCH 2022」は、K-1の各階級王者や強豪選手と、他団体の強豪選手とで試合が組まれるであろうと、期待が最高潮に達している中、2022.4.22に「RISE vs K-1」の対抗戦8カードが発表されました。
・鈴木真彦選手 VS 金子晃大選手
RISEの55kg現王者である鈴木選手と、K-1の55kg現王者の金子選手のチャンピオン対決となり、どちらも攻撃力が高く魅力的な試合をする選手です。
鈴木選手は、打ち合いを絶対に避けず前に出続ける攻撃的なファイトスタイルのため、被弾してダウンをもらうこともありますが、この試合でも鈴木選手がファイトスタイルを変えてくることは考えられずKOを狙って前に出るでしょう。
対する金子選手は、55kg級とは思えないパワフルさと冷静さがあり、鈴木選手の猛攻にも十分対抗できるでしょう。
先日のトーナメント決勝で玖村将史からダウンを奪い、リベンジを果たしたのも見事でしたが、晃貴選手を圧倒的にKOした試合がとても印象深く、金子選手の強さがよくわかります。
・志朗選手 VS 玖村将史選手
このカードは55kg級のトップ対決といっても過言ではありません。
志朗選手は、RISE DEAD OR ALIVE 2020 -55kg~那須川天心挑戦者決定トーナメントにて、鈴木真彦選手からダウンを奪い優勝しており、天心選手を最も苦戦させたと言われています。
直近では、新日本キック時代からの因縁の相手である、江幡塁選手を見事にKOしました。
2021年のRISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメントでは、両拳の怪我の影響もあり風音選手に判定負けしてしまいましたが、
以降、那須川選手以外には負けておらず、冷静な試合運びとテクニックを駆使した防御力の高さと、キックでもパンチでもKOできる攻撃力を持つ完成されたファイターです。
対する玖村将史選手は、現在のK-1軽量級で一番強いと言われています。
ここ数年では武居由樹選手と金子晃大選手に敗れてはいますが、どちらも1日で3試合するトーナメントの決勝戦での対戦による結果であり、ワンマッチでは過去に金子晃大選手を下していますし、現在でもワンマッチなら玖村将史選手の方が強いと見るファンも多いようです。
1つ上の階級で、現チャンピオンの軍司泰斗選手や、前チャンピオンの椿原龍矢選手にも勝っていることからも、かなりの実力者であることがわかります。
両者の実力に大きな差はないと思われますが、経験と完成度の高さから、
しかし、RISE参戦前はタイでムエタイをしていた志朗選手に対して、玖村選手はK-1ルールではありますが、ムエタイ選手を得意としている印象もあるのでどちらが勝ってもおかしくない試合になるでしょう。
・YA-MAN選手 VS 芦澤竜誠選手
試合の面白さとトラッシュトークが売りの両選手ですが、以前からSNS上で舌戦を繰り広げており、会見時も期待どおりの大喧嘩を見せてくれました。
YA-MAN選手は、近年RISEで行われている、オープンフィンガーグローブマッチで強豪相手に連勝し、2021年大晦日のRIZIN.33で皇治選手に勝ったことによって、一気に知名度が上がった注目選手です。
対する芦澤選手も、K-1で以前より悪童っぷりを発揮してきた話題に事欠かない人気選手。
この試合の注目点は、芦澤選手自らオープンフィンガーグローブマッチを提案し採用されたことでしょう。
普段63kgで試合をしているYA-MAN選手に対して、芦澤選手は60kgの選手であるというだけでも、YA-MAN選手が体格的に有利なうえに、YA-MAN選手の土俵であるオープンフィンガーグローブマッチで挑むという漢気を見せた芦澤選手。
真剣で切り合うような緊張感のある、オープンフィンガーグローブでの喧嘩マッチを制するのは、どちらの悪童なのか大注目ですが、ここは、
なぜなら、おかしな言い方かも知れませんが、記者会見の口喧嘩では芦澤選手の勝利でしたし、芦澤選手は負けても光るので、ここは格闘技界のためにもYA-MAN選手が勝利し、今後も活躍してもらいたいと思います。
・中村寛選手 VS レオナ・ペタス選手
「人獣」というニックネームにふさわしい、獣のような荒々しいファイトスタイルが魅力の中村選手。
勝ち負けだけではなく、プロ格闘家として魅せることへのこだわりが強く、毎試合ファンを熱狂させますが、その実は荒々しいだけではなく冷静で頭脳的な獣であります。
直近、2022.4.2に行われた北井智大選手との試合では、序盤から中村選手が北井選手を圧倒。
中村選手が余裕を見せ挑発し、挑発を受けた北井選手がパンチを繰り出したところに、完璧なカウンターパンチ一撃で失神KOという、最高にかっこいいフィニッシュでした。
一方、武尊選手との壮絶な試合が記憶に新しいレオナ・ペタス選手。
石の拳という異名を持ちパンチの硬さにとても定評があります。
現在1階級上のチャンピオンになっている朝久泰央選手を2度退け、Krushスーパーフェザー級のタイトルを獲得し、その後も武尊選手が大苦戦した村越優汰選手を見事KOし、さらに武尊選手と同門で親友の大岩龍矢選手にも勝利し、ついに武尊選手とのタイトルマッチに漕ぎつけました。
武尊選手には敗れてしまいましたが、再起戦のマキ・チャーチャイ戦にはしっかりと勝利しています。
164㎝と小柄な中村選手に対して、175㎝のレオナ選手がリーチ差を活かして中村選手をコントロールしてしまうのではないかと見る向きも多いですが、
・“ブラックパンサー”ベイノア選手 VS 和島大海選手
キックボクサーであり、総合格闘家であり、空手家であり、お笑い芸人でもある多才なベイノア選手。
ルックスもファイトスタイルもワイルドで、ニックネームは「一撃ビースト」。
直近の試合で木村ミノル選手をKOしタイトルを獲得した和島大海選手に対し、ベイノア選手は先日シュートボクシングの強豪である海人選手に秒殺KO負けを喫してしまったため、会見時にも和島選手にそのことをイジられてしまいました。
両者共に空手がベースなので、どちらが「押忍」できるのかが注目の試合です。
和島選手も強い選手だと思いますが、
・風音選手 VS 黒田斗真選手
RISEとK-1の53kg級・強豪選手同士の対決。
風音選手はRISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメントで優勝、黒田選手はK-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級日本最強決定トーナメントで優勝しています。
那須川天心選手と同門で、近年の成長が著しい風音選手。
ノーマーク扱いから泥臭い試合で強豪揃いのトーナメントを制し、天心選手のRISEラストマッチの相手も務めました。
その天心戦でも本気で勝ちにいき、惜しくも判定負けでしたが、試合後の悔しがり方がとても印象的で、今後まだまだ強くなっていくだろうと思わせてくれました。
対する黒田選手の魅力は、53kg級とは思えない鋭い攻撃です。
軽量級はダウンやKOが少なくスピードとテクニックというイメージがありますが、K-1 WORLD GP 2021 K-1バンタム級日本最強決定トーナメントでは、1回戦を池田幸司選手にKO勝ち、準決勝では松本日向選手から2度のダウンを奪って勝利。
決勝戦も壬生狼一輝選手を1RでKOし、一夜でスター選手となりました。
昨年、それぞれトーナメントを制したことで名を上げた両選手ですが、全試合判定勝ちで優勝した風音選手と、華麗なパンチでダウン・KOを連発し優勝した黒田選手という図式なので、黒田選手が有利だと見る方も多いと思います。
ですが、風音選手はサウスポー選手の頂点といえる那須川天心選手と練習してきているため、サウスポーの黒田選手を苦にしないのではないかという見方もできます。
今回の対抗戦では最軽量マッチですが、KO決着も十分にあり得そうです。
しかし、両者の実力が拮抗した末に、
・白鳥大珠選手 VS ゴンナパー・ウィラサクレック選手
白鳥選手はキックの王子様と呼ばれるくらいイケメンでスタイルもよく、プロキックボクサーでありながらモデル業もしています。
2015年にプロボクシングに転向しましたが、2018年にキックボクシングに復帰してからは破竹の勢いで連勝を重ね、第5代RISEライト級王者となり、さらにRISE WORLD SERIES 2019 -61kgトーナメントも優勝しました。
その後もRIZINで行われたワンデイトーナメントでも、高橋亮選手をKOし、決勝戦では皇治選手からダウンを奪って判定勝利し優勝しました。
対戦相手のゴンナパー選手は、ムエタイ大魔神と呼ばれており、K-1参戦以降は日本人キラーとして強豪選手を次々と撃破。
山崎秀晃選手の膝を破壊し、卜部功也選手をハイキックで粉砕、安保瑠輝也選手を相手に身長差やリーチ差をものともせずにパンチでふっ飛ばしてKOしたシーンは戦慄を覚えました。
攻撃力と身体の強さは圧倒的で、現在もトップ級の強さを誇っています。
身長181㎝の白鳥選手に対して、167㎝のゴンナパー選手が一見不利に見えますが、ゴンナパー選手は上記のとおり長身選手を苦にしませんし、パワーでもテクニックでも白鳥選手に負けていないと思います。
ですが白鳥選手は、当時現役のラジャダムナンスタジアム王者だったセクサン選手から2度ダウンを奪って勝利していますし、梅野源治選手にも1RでKO勝利していることから、ムエタイベースの選手を得意としている印象があるため、
・原口健飛選手 VS 山崎秀晃選手
以前から、那須川天心選手が引退後のRISEでの中心選手になると言われている原口健飛選手と、空手仕込みのパワーとテクニックで、勝っても負けてもファンを魅了する試合をする山崎秀晃選手。
原口選手は以前より山崎選手を尊敬しており、いつかK-1との対抗戦があれば山崎選手と試合をしたいと公言していました。
「THE MATCH 2022」にてついに実現すると思われていましたが、K-1スーパーライト級王者である山崎選手が、2022年4月3日に行われたK’FESTA.5でのタイトルマッチで大和哲也選手にKO負けしてしまったので、このカードは流れてしまうのではないかと不安だったファンも多かったと思われる中、無事に実現となりました。
個人的に気になっているのは、原口選手は65kg級に上げてからまだ日が浅い点。
63kgまでは誰も寄せ付けない強さを誇っていた原口選手ですが、2021.11.14に行われた、65kg級の世界的強豪ペット・パノムルン選手との試合では不完全燃焼に終わり、フィジカルの差も大きいように見えました。
しかし、
▼2022.5.19発表の追加対戦カード
・海人選手 VS 野杁正明選手
「THE MATCH 2022」の裏メインとも言われている注目のカードです。
シュートボクシングのエースである海人選手、K-1のエースである野杁選手、それぞれ「国内にはもう敵は居ない」と言われるほど強さを見せつけてきた2人の試合がついに実現です。
海人選手はシュートボクシングで第2代SB日本スーパーライト級王者、S-cup2018世界王者となりました。
その後も70kg級の強豪選手である緑川創選手、日菜太選手、中島弘貴選手からも勝利を収めており、素晴らしい戦績を誇ります。
直近ではRISEでの試合でブラックパンサーベイノア選手を衝撃的な秒殺KOしています。
野杁選手はアマチュア時代にK-1甲子園で優勝し、プロ転向後もKrushのリングで活躍、新生K-1ではK-1 WORLD GPスーパーライト級王者となり階級を上げ、現在はK-1 WORLD GPウェルター級王者です。
相手の急所を刺すような正確で無慈悲な攻撃と、堅いガードで無類の強さを誇り怪物と言われています。
2021年9月20日に行われた、K-1 WORLD GP 第2代ウェルター級王座決定トーナメントでは、3試合すべてKO勝利し優勝しました。
海人選手も野杁選手もテクニック、攻撃力、防御力のバランスが高く予想が難しい試合になると思われます。
最近は70kg級で試合をしていた海人選手に対して、67.5kg級の野杁選手。今回はキャッチウェイトで68.5kg契約となっており、計量後のリカバリーで当日の体重差がどうなるのか注目です。
身長は海人選手のほうが高く、階級も上ですが、THE MATCH 2022の記者会見で並んだ際に、野杁選手のほうが身体が分厚い印象だったので、野杁選手が体格的に不利とは一概には言えないでしょう。
海人選手は肘の攻撃も上手で、肘によるカットでフィニッシュしている試合も多いですが、
・笠原友希選手 VS 中島千博選手
笠原友希選手といえば、2020年7月12日に那須川天心選手に挑戦した試合を覚えている方が多いのではないでしょうか。
その試合では、1Rに3回ダウンを奪われTKO負けでしたが、その後は無敗でSB日本フェザー級王者となり、現在はSB日本スーパーフェザー級と2階級制覇しています。
直近では、RIZINにて元氣選手からパンチでダウンを奪った後に、衝撃的な飛び膝蹴りでKO勝利をおさめました。
中島千博選手は、極真空手で輝かしい活躍をした後、キックボクシングに転向。
2022年1月28日に行われた、Krush.133の第10代Krushスーパー・フェザー級王座決定トーナメント準決勝で、友尊選手から2度のダウンを奪い1RKO勝利。
決勝では、優勝候補の本命と言われた横山朋哉選手からダウンを奪い判定勝利し、第10代Krushスーパー・フェザー級王者となっています。
8歳からシュートボクシングのジムに通い始めたという生粋のシュートボクサーである笠原友希選手と、空手ベースの中島千博選手。
経歴は違えど、現王者同士どちらも負けられない試合です。
・江幡睦選手 VS 璃明武選手
最強ツインズと呼ばれる江幡兄弟の双子の兄、江幡睦選手は新日本キックで打倒ムエタイを掲げて長らく活躍してきました。
近年はRIZINやRISEに参戦しており、肘無しルールへも対応できることを証明しています。
2021年7月18日に行われた、RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメントの一回戦では、風音選手と対戦し、延長にもつれ込む接戦の末に惜しくもスプリット判定で敗れてしまいましたが、この階級のトップ選手であることは間違いありません。
対する璃明武選手は第7代Krushスーパー・バンタム級王者で、金子晃大選手、玖村将司選手、佐々木洵樹選手と合わせてK-1スーパーバンタム級四天王と称されています。
空手のバックボーンを持ち、強く印象に残っているのは内田晶選手を失神KOした芸術的な後ろ回し蹴り。
スーパーバンタム級では長身といえる170㎝で手足も長く、まだ22歳という若さで今後さらなる活躍が期待されています。
経験に勝る江幡睦選手と、若く勢いのある璃明武選手ですが、直近の試合ではお互い負けていますし、注目度の高いTHE MATCH 2022ではなんとしても結果を残したいところでしょう。
団体の壁もあり、交わることが全く予想できなかった両選手の試合は予想が難しいですが、
・内田雄大選手 VS マハムード・サッタリ選手
空手サラブレッドと呼ばれる内田雄大選手。
空手で輝かしい実績を残した後、RIZINでMMAに挑戦し、その後はピーターアーツ選手に弟子入りしオランダで修行。
その後、日本に凱旋し初代HOOST CUP日本ヘビー級王者となっています。
RISEにも参戦し、森孝太郎選手を豪快なフックでKOした試合は記憶に新しいです。
マハムード・サッタリ選手は、プロ戦績19戦19勝(11KO)と無敗の戦績を誇ります。
2021年にKrushクルーザー級の王者となり、2022年4月3日に行われた、K-1 WORLD GP 2022 K-1無差別級トーナメントでは、90kg以下のクルーザー級でありながら、K-Jee選手、京太郎選手、谷川聖哉選手を圧倒し優勝しています。
K-1で大活躍しているマハムード・サッタリ選手に対して、内田雄大選手は重量級で日本人最後の砦とも言えるのではないでしょうか。
ピーターアーツ選手に鍛えられた内田選手にはとても期待しています。
しかし、
▼2022.5.30発表の追加対戦カード
・山田洸誓選手 vs 安保瑠輝也選手
第4代RISEスーパーライト級王者の山田洸誓選手は、空手をベースとした力強い試合運びが魅力の強豪選手です。
RISEでの戦績も、北野克樹選手と延長判定までもつれた歳の1敗のみ(その後リベンジしています)の14勝1敗。
露出や目立つことに抵抗があったため、知名度は低いですが強さは本物です。
直近では、RISEで一階級下の王者である直樹選手に見事KO勝利を収めています。
相対するのが、YouTubeチャンネルや、Twitter上での平本選手との舌戦で何かと話題の安保瑠輝也選手。
話題性の高さだけではなく、攻撃的で、倒すか倒されるかという熱い試合を見せてくれることが一番の人気の理由だと思います。
リスクの高い打ち合いや、華麗な二段蹴りでのKOフィニッシュは見る者を魅了します。
安定感のある戦績の山田洸誓選手に対して、安保瑠輝也選手はやや浮き沈みがある戦績と言うこともできます。
ですが、選手層が厚いと言われるK-1のそれぞれの階級で強豪選手としのぎを削りながら階級を上げてきた安保選手の経験値の高さは、山田選手を上回っているかもしれません。
気になるのは、通常時、山田選手は65kg級で、安保選手は67.5kg級であることです。
今回はキャッチウェイトで67kg契約ですが、山田選手のパワーが一階級上の安保選手に通じるのかどうかが見所となるでしょう。
・山下力也選手 vs シナ・カリミアン選手
山下力也選手はフルコンタクト空手で活躍し、キックでも第9代MA日本キックボクシング連盟ヘビー級、第5代ACCELヘビー級王者を獲得している重量級の選手です。
対するシナ・カリミアン選手は、身長200㎝で初代・第3代K-1 WORLD GPクルーザー級王者の強豪選手。
山下選手は175㎝ということですが、空手家の意地から会見では「ハイキックで倒そうと思う」と強気発言。
カリミアン選手は冗談にしか聞こえないと一笑しましたが、かつて愛鷹亮選手がカリミアン選手を懐に潜りこんでのオーバーフックでKOしたこともあるので、身長差があっても何が起こるかわかりません。
カリミアン選手は体格差やリーチ差の優位性で勝ってきた印象があり、劣勢になってくると心の弱さが見えることがあるので、
・那須川龍心選手 vs 大久保琉唯選手
オープニングファイト
お互い戦績が1戦のみのため割愛。
▼格闘技を100倍おもしろく観戦する方法
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みなさんの予想はいかがでしょうか。
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▼まとめ
まさに夢の対戦が実現する今回の「THE MATCH 2022」。
全ての対戦カードが出そろった2022年5月30日の翌日、2022年5月31日にフジテレビより上記の発表があり、この「THE MATCH 2022」は地上波での放送はなくなってしまいました。
メインカードで対決する天心選手・武尊選手も、地上波で生中継されることを条件の上位に上げていたので、寝耳に水だったこの発表には大きな衝撃と落胆があったことでしょう。
両選手とも、自分の名誉のためだけではなく、格闘技を世間に広めたい気持ちと、子供達に夢を与えたいという大きな目標を掲げています。
昨今、世界的には格闘技に限らず、スポーツ中継はPPVを購入して観ることが一般的になってきていますが、日本ではまだまだ地上波の影響力が高いです。
特に、自分ではチケットやPPVを購入できない子供には、地上波で放送されなくなってしまったことはとても残念な結果。
フジテレビ側は、中止の理由を総合的な判断としていますが、「THE MATCH 2022」開催の中心的な人物である、RIZINの代表榊原信行氏の、週刊ポストで記事になった反社スキャンダルが原因の1つである可能性が高いように思えます。
RIZINの前身団体であるPRIDEが、2006年に同様のケースで地上波を打ち切られており、今回だけでなく今後のRIZINのテレビ放送にも影響することでしょう。
しかし、朝倉未来選手が自身のYouTubeチャンネルにも投稿した上記の動画の内容にもあるように、現実を受け入れつつ、この件をきっかけに、「THE MATCH 2022は、地上波での放送がなくてよかったんだ」と思えるような結果と未来を、選手、各団体、そして格闘技・スポーツファンのみんなで作りあげていくのが賢明ではないかなと思いました。
とにかく、日本中が注目する「THE MATCH 2022」の大成功と、観戦の楽しさが倍増する海外の公式ブックメーカーを使って、選手と喜びを分かち合い、思う存分に盛り上がりましょう!
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